高橋メアリージュンさん(36歳)が気付いた「私は幸せ」と自分に言い聞かせる弊害

ハッピー感溢れる爽やかな笑顔で登場してくれた高橋メアリージュンさん。昨年はドラマ「セクシー田中さん」、今年は「新空港占拠」などで重要な役どころを任され、メインキャストの1人を演じる7月クールのドラマ「スカイキャッスル」も放送前から注目を集めています。そんな高橋さんに日々心がけていることや、毎日を幸せに過ごすための心の持ちようを伺いました。

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お話を伺ったのは……俳優・高橋メアリージュンさん(36歳)

《Profile》
1987年11月8日滋賀県生まれ。セレブ妻役で出演するドラマ「スカイキャッスル」(7月25日スタート、テレビ朝日系・木曜21時〜)は大ヒット韓国ドラマのリメイク作品として放送前から話題。今秋放送の「連続ドラマW ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-」(WOWOW)にも出演。6月末からAmazon Prime Videoで独占配信がスタートした恋愛リアリティ番組「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン3ではスタジオMCを務める。

家族のためにもと頑張って仕事をしてきましたが、働きすぎということもあったのかさまざまな不調が体に現れてしまった時期がありました。
今思えばその頃は自分自身の素直な心の声を聞くことができていなかったように思います。でも誰かのために働くということから解放された気持ちになれたときにようやく、それまで「自分のためにやりたいこと」を封印してきたということに気がつきました。
当時の私のように、自分の心の声に気付けない人ってきっと多いんだと思います。「今の自分」をきちんと見つめて受け入れることは案外難しいもの。見つめる前から「私は最高だ!」「私は幸せ!」と言い聞かせて、怒りや悲しみなどの自分のいろんな感情を受け入れずにごまかしてしてしまったり。そういうときって他人に対してもそうで、相手の感情の揺れを許せなかったりしがち。
イライラしてしまう自分を受け入れてあげると、他人のイライラも受け入れることができるのではないでしょうか。自分を愛せて初めて人を愛せるんだと思います。

ネガティブになったときには、心の中のもう一人の自分に声をかけてもらうんです

私は瞑想で毎日心のお掃除を心がけていますが、それでもネガティブな感情が浮かぶことも多々あります。そういうときのために、自分の心の中にメンタルドクターみたいな存在を置いていて、自分に前向きな声をかけることでリカバリーするようにしているんです。
たとえば選択に迷ったときには「この子(自分)にとってはどっちが幸せなのかな」「どうしたらこの子らしくいられるのかな」と自分のメンタルドクターとして客観的に考える。そうすることでよりフラットな答えが出るような気がします。
自分を大事にするためにサロンやマッサージに行くのもいいけれど、まずは何よりも心との対話力を磨くのがいいんじゃないかなと思っています。

体と心は繋がっているから食は大切。癒し効果を期待して涙活もしています

体と心は繋がっているから、体を作る食はすごく大切。自然な作られ方で作られたものを感謝していただくことを日々心がけています。今気に入って時々訪れているのが神宮前にある紅茶専門店「SALON DE THÉ LŪVOND(サロン・ド・テ・ラヴォンド)」。フルーツサンドが有名なお店なのですが、オーガニックカレーもめちゃめちゃ美味しい! あまり興味がなかった紅茶も、ラヴォンドさんで出されている満月の夜に摘まれた茶葉で淹れたお茶だとすごくエネルギーを感じられてすんなり飲めるんです。
とはいえ毎食オーガニック縛りで食べなきゃと思うとしんどいので、普段の食事は緩やかに。「これしかいただきません!」というのは精神的にオーガニックじゃないですから(笑)。

お気に入りのSALON DE THÉ LŪVONDのカレーと紅茶

泣くのは絶大な癒し効果があると聞くので、ちょっと泣きたいなと思うときは、涙活できそうなものを探します。
作品作りに入っていると、手元にある台本が優先になってしまって役作りに関わるようなものしか見られないみたいなところもあるんですが、撮影が終わって次の作品まで時間があるときはもう見放題(笑)!恋愛リアリティーショーを見たりもしていて「バチェラー」「バチェロレッテ」シリーズはお気に入りです。

あとは、最近ハマってYouTubeやInstagramをチェックしている南山鉱輝さんという方がいらっしゃるんですが、動画を拝見していると本当に勉強になることばかり。自分を大事にすることの重要性を科学的に解説してくれたりして、たくさんの気づきをもらっています。

やる気が出ないときは休むとき。 無理しない、頑張りすぎないをモットーに

「こうしたい」「こうなりたい」と思っていても、慌ただしい毎日の中で生活をスムーズに行うだけで精一杯のことも多いものです。でも「何もできていない」と自分を責める必要はない。頑張れないときは休むことを自分に許していいと思っています。
やる気が起こらないときは「それじゃない」というサインなんじゃないでしょうか。本当にそれがやりたいなら、自然とやる気が起こるはず。もしかしたらこの目標は違うのかもしれない、と考え直すことも選択肢のひとつだと考えています。

負荷をかけすぎずに、とにかく自分に素直になって、迷ったら自分の真ん中に戻る。その練習を少しずつしていくことで、心がクリアになって自分の進むべき道もはっきりしてくる。
たとえば私の場合は、ひとつ作品が終わって次のお仕事が入っていなくても不安に感じることはありません。逆にスペースが出来てよかったなと思うくらい。
今の自分に必要なものなら入ってくるし必要のないものなら入ってこない、という考え方なんです。
とはいえ、昔は時間が空いたらめちゃくちゃいろんな仕事を詰め込んでましたけど(笑)。でも今はそれをやめました。もし今の仕事がなくなっても、自分を愛していたいと思っています。他人に評価される仕事ですが、私はなるべくなら自己評価だけを信じていたい。他人に好かれるより自分に好かれる自分でいたいんです。

《衣装クレジット》
スニーカー¥27,500(A BATHING APE®/BAPE STORE®原宿)その他・スタイリスト私物

撮影/魵澤和之(まきうらオフィス) ヘア・メーク/堀 紘輔(プラスナイン) スタイリスト/市川友子(Arion) 取材・文/柏崎恵理

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美ST